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新しい「箱根のカタチ」をつくるということ

2026.03.25

新しい「箱根のカタチ」をつくるということ

― 間伐材に宿る、未来への想い ―

私たちは今、
**新しい「箱根のカタチ」**を模索し続けています。

それは、ただ新しい商品をつくることではなく、
この土地が持つ本来の価値を見つめ直し、
未来へとつないでいく取り組みです。

森を守るために、木を切るということ

箱根の豊かな森林。

その美しい景色の裏側では、
森を守るために欠かせない作業が日々行われています。

それが「間伐」です。

木々が密集しすぎた森は、
太陽の光が地面まで届かず、
土壌は弱り、やがて森全体の生命力が失われてしまいます。

そのため、あえて木を間引き、
健全な状態を保つことが必要なのです。

しかし、その過程で生まれる木材――
**「間伐材」**の多くは、これまで十分に活用されてきませんでした。

大きさや品質の制約から、
建築材や家具材として使われることが難しく、
やむなく廃棄されてきた現実があります。

役目を終えたのではなく、次の役目へ

私たちは、この「間伐材」を
“使い道のない木”とは考えていません。

むしろ、

箱根の森林を守るために存在した、
もうひとつの主役であると捉えています。

森を健やかに保つために伐られた木。
その木が、ただ役目を終えるのではなく、

もう一度、
新しい価値を持って人の手に届く存在へ。

私たちはその想いのもと、
デザインと加工を施し、
“本当の箱根”の温もりを感じていただける商品づくりを進めています。

受け継がれる技術と、新たな挑戦

箱根・小田原地域には、
古くは江戸時代以前より受け継がれてきた木工技術があります。

その技術は、長い年月を経てもなお、
この土地の文化として息づいています。

私たちは、その伝統技術を単に守るだけでなく、
現代の感性で再解釈し、新たな価値として蘇らせることを目指しています。

それは、過去の再現ではなく、
未来への再構築。

地域産業の新しいかたちを生み出す挑戦でもあります。

人の手がつなぐ、地域の力

このプロジェクトは、
私たちだけで成り立っているものではありません。

山で木を伐る木こりの方々。
木を整える製材所の方々。
加工を担う職人の方々。

それぞれの専門と想いが重なり合い、
ひとつのプロダクトが生まれています。

見えないところで支えられている、
多くの人の力。

その積み重ねこそが、
この取り組みの本質です。

歴史と自然が交わる場所で

箱根という土地は、
歴史と文化、そして自然が見事に調和した場所です。

豊かな森林と、そこから生まれる恵み。
長い年月をかけて育まれてきた技術と知恵。

そのすべてが混ざり合い、
この地域ならではの価値をつくり出しています。

私たちは、その素晴らしさを、
新しいアクションとして現代に伝えていきたいと考えています。

未来へつなぐということ

この取り組みの先にあるもの。

それは、単なる商品開発ではありません。

箱根の森を守ること。
地域の文化を次世代へつなぐこと。
そして、人と自然が共に生きる未来を描くこと。

そのすべてが、この活動の中に込められています。

1000年先も、この山が続くように

私たちの願いは、とてもシンプルです。

「1000年先も、この豊かな箱根の山が続きますように」

そのために、今できることを。
この場所で、この仲間たちとともに。

私たちはこれからも、
新しい「箱根のカタチ」をつくり続けていきます。